政治家として活躍する小泉進次郎氏。小泉純一郎元首相を父に持ち、元フリーアナウンサーの滝川クリステルさんと結婚したことでも注目を集めています。
「令和のプリンス」とも呼ばれる小泉進次郎氏ですが、実際の年収はどれくらいなのでしょうか？国会議員としての基本給や手当、副業収入など、その全貌に迫ります。
本記事では、2025年最新の情報をもとに、小泉進次郎氏の年収と収入源、資産状況について詳しく解説します。政治家の収入に興味がある方はもちろん、将来政治家を目指す方にとっても参考になる内容です。
小泉進次郎のプロフィールと経歴
•氏名：小泉進次郎（こいずみ しんじろう）
•生年月日：1981年4月14日（44歳）
•出身地：神奈川県横須賀市
•学歴：関東学院大学法学部卒業、米コロンビア大学大学院修了
•当選回数：衆議院議員として5期連続当選
•選挙区：神奈川県第11区（横須賀市、三浦市、逗子市など）
•家族：父・小泉純一郎（元首相）、兄・小泉孝太郎（俳優）、妻・滝川クリステル（元フリーアナウンサー）
小泉進次郎氏は2009年の衆議院選挙で初当選して以来、5期連続で当選を果たしています。2019年9月から2021年10月までは環境大臣を務め、閣僚経験者としての実績も持ちます。
「小泉チルドレン」の父として知られる小泉純一郎元首相の次男であり、兄は俳優の小泉孝太郎氏です。2019年8月には元フリーアナウンサーの滝川クリステルさんと結婚し、同年1月に第一子が誕生しました。
小泉進次郎の年収総額と推移
2025年5月時点での小泉進次郎氏の推定年収は、約4,000万円とされています。この金額は国会議員としての基本収入（歳費と期末手当）に加え、非課税の各種手当を含めた総額です。
年収の推移
•環境大臣時代（2019年9月～2021年10月）：約5,700万円以上
•一般の国会議員時代（現在）：約4,000万円
環境大臣在任中は、国会議員としての収入に加えて大臣としての給与が上乗せされていたため、年収が約1,700万円ほど高くなっていました。
国会議員の平均年収との比較
2023年分の所得等報告書によると、国会議員1人あたりの平均所得は2,530万円（衆院2,642万円、参院2,319万円）です。これは前年比374万円増で、5年ぶりに増加しました。
小泉進次郎氏の推定年収約4,000万円は、この平均値を上回っています。ただし、この差は主に非課税手当の計算方法の違いによるもので、所得報告書上の金額では小泉氏は平均を下回っています。
小泉進次郎の収入源①：国会議員としての基本収入
小泉進次郎氏の収入源の中心となるのは、国会議員としての基本収入です。これは主に「歳費」と「期末手当」から構成されています。
議員歳費の詳細
国会議員の基本給である「歳費」は、月額約129万4,000円です。年間に換算すると約1,550万円になります。
歳費は国家公務員の指定職の給与をベースに決められており、法律で定められています。なお、新型コロナウイルス禍では2割削減されていましたが、2022年7月に削減措置が終了し、2023年からは満額が支給されるようになりました。
期末手当（ボーナス）
国会議員にも一般のサラリーマン同様、ボーナスが支給されます。これは「期末手当」と呼ばれ、年間約635万円です。
歳費と期末手当を合わせると、小泉進次郎氏の基本収入は年間約2,185万円となります。
実際に、2023年分の所得等報告書によると、小泉進次郎氏の所得金額は総額で1,981万円でした。歳費と期末手当の割合はおおよそ7:3とされているため、この金額はほぼ妥当と言えるでしょう。
小泉進次郎の収入源②：非課税の各種手当
国会議員には基本収入の他に、様々な手当が支給されています。これらの手当は非課税であるため、所得等報告書には記載されませんが、実質的な収入として考えることができます。
調査研究広報滞在費
「調査研究広報滞在費」は、国会議員の調査研究活動や広報活動、地元での活動に必要な経費として支給されるものです。月額100万円で、年間1,200万円になります。
この手当は使途の報告義務がなく、残った分を返還する必要もないため、実質的な収入として考えられることもあります。ただし、本来は政治活動のための経費であり、私的な目的での使用は認められていません。
立法事務費
「立法事務費」は、国会議員の立法活動に必要な経費として支給されるものです。月額65万円で、年間780万円になります。
調査研究広報滞在費と同様に、使途の報告義務がなく、残った分を返還する必要もないため、実質的な収入として考えられることもあります。
その他の議員特権と経済的メリット
•JR・航空券の無料パス：国会議員は公務での移動に限り、JRや国内航空券が無料で利用できます。
•秘書給与：国会議員には公設秘書を雇う権利があり、その給与は国から支給されます。
•事務所経費：地元事務所や国会内の事務所の経費も国から支給されます。
これらの特権や経済的メリットは直接の収入ではありませんが、実質的な経済的利益と言えるでしょう。
小泉進次郎の収入源③：雑所得（講演料・出演料など）
小泉進次郎氏は知名度が高いため、テレビ出演や講演会からの収入もあります。これらは「雑所得」として所得等報告書に記載されています。
2023年の雑所得
2023年分の所得等報告書によると、小泉進次郎氏の雑所得は約210万円（正確には209万7,850円）でした。これは前年の65万円から約3倍に増加しています。
読売新聞の報道によれば、「ポスト岸田」候補と目される自民党議員の中で、小泉氏の雑所得は最多でした。これは小泉氏の発信力の高さを示すものと言えるでしょう。
朝日新聞の報道では、小泉氏の事務所によると「国会改革などをテーマに、講演依頼が多かった」ことが雑所得増加の理由だとしています。
テレビ出演料の相場と「文化人枠」
国会議員のテレビ出演料は一般的に1回あたり3万円程度と言われています。これはタレントの数十万円と比べるとかなり低めですが、「文化人枠」での出演が理由とされています。
また、公務の一環として出演する場合は出演料を受け取らないこともあるようです。
講演会での収入
小泉進次郎氏は講演会の依頼も多く受けており、これが雑所得の主な収入源となっています。国会議員の講演料は一般的に30万円～100万円程度と言われていますが、知名度の高い小泉氏はより高額な講演料を得ている可能性もあります。
政治団体「泉進会」の収入と小泉進次郎の関係
小泉進次郎氏が代表を務める政治団体「泉進会」の収入も注目すべき点です。
泉進会の年間収入
2023年の政治資金収支報告書によると、泉進会の収入は約1.8億円で、支出を引いた利益は約1.5億円とされています。
パーティー収入
泉進会の主な収入源は講演会やパーティー収入で、2023年は約8,616万円の収入があったとされています。
政治資金パーティーは、政治家が支援者から資金を集めるために開催するイベントです。参加者はパーティー券を購入することで政治家を支援します。
政治団体の収入と個人収入の違い
重要なのは、泉進会の収入はあくまでも政治団体の収益であり、小泉進次郎氏個人の収入ではないという点です。政治団体の資金は選挙活動や政治活動のために使用されるべきものであり、私的な目的での使用は認められていません。
ただし、政治資金規正法の範囲内で、政治活動に関連する経費（事務所費、交通費、宿泊費など）に使用することは可能です。
小泉進次郎の資産状況と税金
公開された資産内容
2019年、小泉進次郎氏が環境大臣に就任した際に資産公開が行われました。その際、小泉氏の資産はほぼゼロであることが明らかになりました。
具体的には、預金が約300万円、有価証券や不動産などの資産は保有していないと報告されました。これは当時、大きな話題となりました。
「資産ゼロ」報道の真相
一つの見方は、小泉氏が政治活動に専念するために資産形成よりも政治活動への投資を優先してきたというものです。
また、資産公開の対象となるのは本人名義の資産のみであり、家族名義の資産は含まれないという点も考慮する必要があります。
推定納税額
小泉進次郎氏の年収約4,000万円のうち、約2,000万円は非課税の手当です。残りの約2,000万円に対する所得税率は40％程度と考えられるため、納税額は約800万円程度と推定されます。
ただし、これはあくまで推定であり、実際の納税額は様々な控除や特例によって変わる可能性があります。
小泉進次郎と兄・孝太郎の年収比較
小泉進次郎氏の兄である小泉孝太郎氏は俳優として活躍しています。兄弟の年収を比較してみましょう。
孝太郎氏の推定年収
小泉孝太郎氏の年収は、出演するドラマや映画、CM契約などによって変動しますが、推定で年間1億円前後とも言われています。
俳優としてのギャラに加え、CM出演料や企業の広告契約などが主な収入源です。
兄弟の収入の違い
小泉進次郎氏の収入は国会議員としての公的な給与が中心であり、比較的安定しています。一方、小泉孝太郎氏の収入は俳優としての仕事量や人気に左右されるため、変動が大きいと考えられます。
小泉家の資産と相続
小泉純一郎元首相の資産については詳細は公開されていませんが、長年の政治家生活と首相経験から考えると、相応の資産を持っていると推測されます。
将来的には小泉純一郎氏の資産が小泉進次郎氏と小泉孝太郎氏に相続される可能性もありますが、現時点では不明です。
小泉進次郎の生活スタイルと支出
自宅や生活環境
小泉進次郎氏は妻の滝川クリステルさんと子どもと共に、東京都内の高級マンションに住んでいるとされています。
具体的な住所や家賃・購入価格などは公表されていませんが、都心の高級マンションであれば、数億円の価値があると考えられます。
滝川クリステル氏の収入と家計への貢献
滝川クリステルさんは元フリーアナウンサーとして活躍し、結婚前は年収1億円以上とも言われていました。
現在は育児に専念しているとされていますが、過去の蓄えや不定期の仕事による収入もあると考えられます。
子育てと家庭生活の経済面
小泉進次郎氏と滝川クリステルさんの間には子どもがおり、子育てにかかる費用も考慮する必要があります。
高級住宅地での生活や、将来的な子どもの教育費などを考えると、相応の支出があると推測されます。
国会議員の年収制度と国際比較
日本の国会議員報酬制度の仕組み
日本の国会議員の報酬は「歳費」と呼ばれ、国家公務員の指定職の給与をベースに決められています。
歳費の額は国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律によって定められており、物価や公務員給与の変動に応じて改定されることがあります。
諸外国の議員報酬との比較
•アメリカ：連邦下院議員の年収は約17万4,000ドル（約2,000万円）
•イギリス：下院議員の年収は約8万2,000ポンド（約1,400万円）
•フランス：国民議会議員の年収は約7万ユーロ（約1,000万円）
•ドイツ：連邦議会議員の年収は約1万ユーロ/月（年間約1,400万円）
ただし、各国で議員活動に対する補助や特権の内容が異なるため、単純な比較は難しい面もあります。
議員報酬に対する国民の評価と議論
国会議員の報酬については、「高すぎる」という批判がある一方で、「優秀な人材を確保するためには必要」という意見もあります。
特に問題視されているのは、使途の報告義務がない非課税の手当（調査研究広報滞在費や立法事務費）です。これらの手当の透明性を高めるべきだという議論が続いています。
よくある質問（FAQ）
小泉進次郎の年収はいくらですか？
小泉進次郎氏の2025年最新の推定年収は約4,000万円です。これは国会議員としての基本収入（歳費と期末手当）約2,185万円に、非課税の各種手当約1,980万円を加えた金額です。
小泉進次郎は環境大臣時代にいくら稼いでいましたか？
環境大臣時代（2019年9月～2021年10月）の小泉進次郎氏の推定年収は約5,700万円以上でした。これは国会議員としての収入に加えて、大臣としての給与が上乗せされていたためです。
小泉進次郎の資産はどれくらいありますか？
2019年の資産公開では、小泉進次郎氏の資産はほぼゼロであることが明らかになりました。預金が約300万円で、有価証券や不動産などの資産は保有していないと報告されています。ただし、これは本人名義の資産のみであり、家族名義の資産は含まれていません。
小泉進次郎はどのくらいの税金を納めていますか？
小泉進次郎氏の年収約4,000万円のうち、約2,000万円は非課税の手当です。残りの約2,000万円に対する所得税率は40％程度と考えられるため、納税額は約800万円程度と推定されます。ただし、これはあくまで推定であり、実際の納税額は様々な控除や特例によって変わる可能性があります。
小泉進次郎の政治資金はどのように使われていますか？
小泉進次郎氏が代表を務める政治団体「泉進会」の収入は約1.8億円（2023年）で、主にパーティー収入や寄付金から成り立っています。これらの資金は選挙活動や政治活動のために使用されるべきものであり、事務所費、人件費、交通費、宿泊費などの政治活動に関連する経費に充てられています。
まとめ：小泉進次郎の年収から見える政治家の収入事情
小泉進次郎氏の年収について詳しく見てきました。国会議員としての基本収入、非課税の各種手当、雑所得などを合わせると、2025年時点での推定年収は約4,000万円となります。
注目すべきは、2023年の雑所得が前年の約3倍に増加し、「ポスト岸田」候補の中で最多となったことです。これは小泉氏の知名度と発信力の高さを示すものと言えるでしょう。
一方で、2019年の資産公開でほぼゼロの資産しか持っていないことが明らかになり、話題となりました。これについては様々な見方がありますが、政治活動に専念するために資産形成よりも政治活動への投資を優先してきた可能性もあります。
国会議員の収入は国民の税金から支払われているものであり、その使途や透明性については常に議論の対象となっています。特に使途の報告義務がない非課税の手当については、透明性を高めるべきだという意見もあります。
小泉進次郎氏の年収から、政治家の収入事情や政治資金の流れについて考えるきっかけになれば幸いです。
