お笑い芸人として活躍するやす子さん。いつも明るく、笑顔で元気を届けてくれる彼女ですが、その裏には壮絶な過去と、複雑な家族関係、そして波乱に満ちた人生がありました。
幼少期から続いた困難と家族の形
やす子さんの現在の家族構成は、元自衛官の実父、シングルマザーとして彼女を育てた母親、5歳年下の妹、そして一時期家族に加わった継父という構成です。父親とは幼い頃に離別し、長らく音信不通でしたが、最近になってテレビ出演がきっかけで再会を果たしました。
「父親が元自衛官だと知って驚きました。水泳や柔道もやっていて、しゃべり方や人見知りなところまでそっくりで…まるで自分の生き写しのようでした」
やす子さん
ちなみに、話題になった「コンパットのCM」でやす子さんの父親役を演じたのは、実父ではなく、タレントの太田導夢(どうむ)さんとのことです。


極限の生活環境と母子家庭での日々
やす子さんは、母子家庭で育ちました。生活は非常に厳しく、テレビや洗濯機もない状況で、50円で購入したパンの耳で空腹をしのいでいた時期もあったそうです。
- 給食の残りを自宅に持ち帰り妹と分け合った
- 夏休みなど給食のない時期は「地獄」だった
- 母親は昼夜問わず働いていた
このパンの耳は、山口県宇部市の「カナルド西岐波店」で販売されていたもので、現在でもテレビの影響で話題になっています。


母との関係悪化と児童養護施設での生活
高校生の頃、母親との関係が悪化し、やす子さんは児童養護施設に入所。16歳から18歳までの間、施設から学校に通う生活を送りました。
「母子家庭で、金銭的な面で母は悪くない。ただ、どうしても一緒に暮らせなかった」
やす子さん
中学生の時にも、一時的に保護を求めて児童養護施設に入った経験があり、22歳ごろまで母親との関係は疎遠だったといいます。

妹との絆と姉としての優しさ
やす子さんには5歳年下の妹さんがいます。一時期は疎遠だったものの、現在はとても仲が良く、深い絆で結ばれているようです。
- 小学生時代、給食係になって妹のためにパンを持ち帰った
- パンの耳を使ってお菓子を作ってあげていた
- テレビでも「妹がいるから放っておけない」と発言
妹さんの顔は公表されていませんが、やす子さんにとって非常に大切な存在であることが伝わってきます。

親族関係と家族の再構築
祖父母や親戚とも交流がなかったというやす子さん。しかし、自衛隊や芸人としての経験を経て、家族との縁を大切にするようになったそうです。
「おじいちゃん・おばあちゃんに会ったこともなく、親戚付き合いもなかったけど、今は母と妹と連絡を取って、今年のお正月も旅行に行ったんです」
2024年のテレビ出演でも「休みがあれば山口に帰って家族と過ごす」と語っており、現在の関係は非常に良好です。
現在の家族関係と前向きな姿勢
2023年12月にはSNSで以下のように投稿しています。
「VTRでは可哀想な感じに見えますが、実際子供の頃は貧乏でも楽しかったし、1人で育ててくれた母には感謝しています。今は母とも妹とも仲良しです」
さまざまな困難を乗り越え、今では母親や妹との関係も修復され、前向きに人生を歩んでいるやす子さん。その明るさと優しさが、多くの人々の心を打ちます。

まとめ:困難を乗り越えた家族の絆
やす子さんの家族構成は以下の通りです。
- 元自衛官の実父(幼少期に離別、現在は再会)
- シングルマザーとして彼女を育てた母親(現在は仲良し)
- 再婚相手だった継父(後に離婚)
- 5歳年下の妹(現在は良好な関係)
そして、16〜18歳までの間は児童養護施設で暮らした経験もあります。
壮絶な過去を乗り越え、明るく前向きに生きるやす子さん。その姿は、同じように困難を抱える人々にとって大きな希望となることでしょう。
今後も、やす子さんの活躍と家族との絆が、より一層深まっていくことを願っています。