助手ロイドあ、消しちゃった……
制作中の画像データや、何時間もかけたドキュメントを誤って削除してしまった瞬間の、あの血の気が引く感覚。誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。
通常、データ復元ソフトといえば専門的で難しいイメージがありますが、今回ご紹介するのは「AI(人工知能)」を搭載し、スキャン精度と使いやすさを両立させたという「RecoveryFox AI」です。
「AIスキャンで何が変わるのか?」「本当に初心者でも使えるのか?」 Webディレクター兼デザイナーとして日々多くのツールに触れる筆者が、実際にインストールしてその実力を検証しました。導入前の注意点や、復元成功率を上げるための「鉄則」も合わせて解説します。
1. RecoveryFox AIとは?:従来ソフトと「AI搭載」の違い
RecoveryFox AIは、WonderFox社が開発したWindows向けのデータ復元ソフトです。 HDD、SSDはもちろん、USBメモリやSDカードなど、あらゆるメディアからのデータ救出に対応しています。
このソフト最大の特徴は、製品名にもある通り「AI(人工知能)技術」を活用している点です。
- 従来の復元ソフト:ファイル管理領域の情報を元に復元(早いが見逃しがある)
- RecoveryFox AI:AIがファイルの特徴(パターン)を学習・解析し、破損した断片からもデータを検出(精度が高い)
特に、動画や高解像度画像など、複雑なファイル形式の復元において、このAIモデルによる検出力が威力を発揮します。「他の無料ソフトでは見つからなかったけれど、これなら見つかった」というケースが期待できるのはこのためです。
2. 【重要】インストール前に絶対に守るべき「鉄則」
ソフトをダウンロードする前に、1つだけ絶対に守ってほしいルールがあります。
復元したいドライブに、ソフトをインストールしないでください!
例えば、「Dドライブ」のデータが消えたなら、ソフトは「Cドライブ」にインストールしてください。 削除されたデータは「見えなくなっているだけ」で、実体はまだディスク上に残っています。しかし、新しいソフトをインストールすることでその場所が上書きされてしまうと、AIを使っても復元は不可能になります。
▼ ダウンロード手順
- 公式サイト(WonderFox)へアクセス
- 「RecoveryFox AI」をダウンロード
- インストーラーを起動し、インストール先を確認して実行
3. 実戦レビュー:実際に削除したファイルを復元してみた
ステップ1:ドライブ選択とスキャン ソフトを起動すると、非常にシンプルな画面が表示されます。 PCに詳しくない方でも迷わない「直感的なUI」は、Webディレクター視点で見ても高評価です。今回は対象のUSBドライブを選択し、スキャンを開始します。

ステップ2:2つのモードを使い分ける RecoveryFox AIには2つのスキャンモードがあります。
クイックスキャン: 最近削除したファイル向け。数秒〜数分で終わります。まずはこれで探します。

AIスキャン: ディスク全体を詳細に解析します。時間はかかりますが、フォーマットしてしまったメディアや、古い削除データも検出可能です。



ステップ3:プレビュー機能で「中身」を確認 ここが非常に重要です。ファイル名が文字化けしていても、「プレビュー」機能で中身の画像や文章が見えれば、復元できる確率はほぼ100%です。 ライセンス購入前に「本当に戻るのか?」をこの画面で確認できるのは、ユーザーにとって安心材料と言えます。

ステップ4:復元実行 復元したいファイルにチェックを入れ、「データ復元」をクリック。



※ここでも保存先は「元のドライブ以外(別のHDDなど)」を指定してください。
4. 検証結果:メリットとデメリット(正直な感想)
- AIスキャンの検出力: フォルダ構造(階層)がある程度維持された状態で検出されるため、復元後の整理が楽でした。
- UIが洗練されている: 専門用語が少なく、ボタン配置も分かりやすい。「迷わせないデザイン」です。
- 多形式対応: 一般的なドキュメントだけでなく、RAWデータや特定アプリケーションのファイルも検出対象です。
- AIスキャンは時間がかかる: 大容量HDD(数TBクラス)をフルスキャンする場合、AI解析が入るため数時間かかる場合があります。時間の余裕がある時に行うのがベストです。
- 無料版の制限: 無料版はあくまで「スキャンとプレビュー」がメインです。実際にファイルを書き出すにはライセンス購入が必要です(※ここは必ず体験版で確認してください)。
5. 復元できない時は?トラブルシューティング
- 「ファイルが見つからない」 → クイックスキャンだけで諦めず、必ず「AIスキャン」まで完了させてください。
- 「プレビューできない」 → データの一部が既に上書きされている可能性があります。ただし、画像の一部が欠けていても取り出せる場合があるので、一度復元を試す価値はあります。
- 「認識しない」 → 物理的な故障(カチカチ音がする等)の場合は、ソフトでは対応できません。無理に通電せず専門業者へ相談しましょう。
6. まとめ:このソフトはどんな人におすすめ?
- PC操作に自信がない方(難しい設定不要で使いたい)
- 他のソフトで復元できなかった方(AIスキャンを試す価値あり)
- 画像や動画など、メディアファイルの復元を優先したい方
データ消失は時間との勝負です。あれこれ悩んでPCを使い続けるほど、復元率は下がっていきます。 まずは公式サイトから無料版をダウンロードし、「自分の大事なデータが見つかるか(プレビューできるか)」だけでも、今すぐ確認することをおすすめします。
[公式] RecoveryFox AI 無料ダウンロードはこちら https://www.wonderfox.jp/
【記事執筆者】
Maoppy
元航空自衛官 / 現役Webディレクター兼デザイナー。 美大出身のバックグラウンドと、トレンドブログ運営で培ったSEO知識を掛け合わせ、生成AIの実践的な活用法を発信中。現在は生成AI専門サイト「maoppy.com」を運営。







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